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子猫を看取ったこと  bye-bye kitten

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1998年6月 東京




10年以上前の夏の朝、
当時住んでいた高円寺のビルの隙間で
まだ目の開いていない
茶トラの子猫を見つけました。

近所の人によると前日からずっと
鳴き声が聞こえていたそうで
近くの動物病院に連れて行きました。
病院の先生から
「初乳を飲んでいないかもしれないので
 生きられるか分かりません。
 一晩預かって様子を診ます」
と言われ、預けて仕事に行きました。

撮影の合間に病院に電話したところ、
「ミルクを飲んで元気ですよ」と。

しかし夕方になり病院から
「容態が急変したので直ぐ来て下さい」
と連絡がありました。駆けつけると、
ぐったりし呼吸が荒くなっていました。
手足を動かしミャーミャー鳴いていた
元気な姿はありませんでした。

「恐らく数時間で亡くなると思うので、
 連れて帰って看取りますか?」
と聞かれたので、そうすることにしました。
先生の指示通りタオルに包み
両手でとにかく温め続けました。
3時間後、「ゲフォっ」とミルクを吐き、
ふーっと息を吐いて呼吸が止まりました。
心臓の辺りを一生懸命さすったのですが
戻ってきませんでした。

伺っていた先生の携帯に電話をすると
「夏の暑さで亡骸が痛むので冷凍庫に入れ、
 明日朝一番に来て下さい」と言われました。
万が一息を吹き返すのでは?と思うと
冷凍庫に入れる決心が
なかなか付きませんでした。

翌朝病院に行くと
可愛らしい菊の花束を貰い
動物霊園を紹介されました。

動物霊園でお坊さんから
「お名前は?」と聞かれたので
急遽「みーちゃん」と名付けました。
この広い世界を見ることなく逝ってしまった
と思ったら泣けてきました。
火葬し、お骨を拾い共同墓地に埋葬して
帰ってきました。

今日8月27日はみーちゃんの命日です。

あなたがこの世に生まれてきたことを
忘れていないよ、みーちゃん。

長文ですみません。
お付き合い下さりありがとうございました!







by Izu8Mayu3 | 2016-08-27 21:21 | cat or dog
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